その6 中身を用意しよう

トラ「で、載せる漫画や小説は用意してあるのか」

ルド「小説は、今まで書いたやつが何個かあるよ。とりあえず短編二作、長編一作を載せるよ。長編は連載にして週一くらいで更新するのさ。そうすれば、更新が滞らないからね!」

トラ「そこそこ無難で面白いのにしておけよ」

ルド「短編一作と長編はそうするよ。でも一つは灰汁の濃いやつを載せようと思う」

トラ「そうだな。ラブコメ専門のサイトだと思ってみていたのに、ある日突然グログロな話が掲載されていたら、読者側からすれば裏切りに感じるからな。そういうことは最初からわからせておいたほうがいい」

ルド「イラストは前に描いたものがいくらかあるから最初はそれを載せるよ」

トラ「漫画はどうする。ノートに鉛筆で描いたものじゃさすがに人前に出せないだろう」

ルド「うん……白い紙にちゃんと描き直して、スキャンしなくちゃ……面倒くさいなあ」

TORANAGURU.JPG - 22,214BYTES

トラ「馬鹿野郎ッ!」

ルド「ベキガキグゲッ」

 室内にむせ返るような血液の臭いが充満した……。

トラ「手間を惜しむな!」

ルド「うう……」

トラ「だがどうしてもというなら仕方がない。お前によいものを教えてやろう。見てみな」

ルド「な、何? この鈍く光る正方形の平らな物体は……コードが延びてる。それにシャーペンを三世代くらい近未来化させたようなものも」

トラ「それこそが、『ペンタブレット』だ!」

ルド「ぺんたぶれっと??」

トラ「それがあれば、パソコン上で絵が描けるぜ」

ルド「パ、パソコン上で、絵が? もうしち面倒くさいペン入れとスキャン作業がいらないってこと?」

トラ「そのとおり。失敗したときの修正も簡単楽チン」

ルド「すごい! 目から鱗が落ちちゃった!」

トラ「買うと八千円はするんだがなあ……大金持ちの俺様が特別に、タダでお前に譲ってやるよ」

ルド「本当!?」

トラ「ああ。俺は十万円する最新型のやつに買い換える予定だからな」

ルド「それをちょうだいよ! ――ベキガキグゲッ」

 室内にむせ返るような血液の臭いが充満した……。

 

 ルドは中古のペンタブレットをゲットした!

 

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