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野良猫根性

あとがき

 これは、2006〜2007年ごろに書かれた作品です。初期の作品です。
 かつて、管理人の実家には「マリー夫人」という(我が家が名付けただけ)野良猫が遊びに来ていました。我が家では猫・鶏を飼っており、庭にいる鶏にもたまにキャットフードをあげていました。そんな中、いつのまにかマリー夫人やその子どもたちも庭に来るようになりました。
 マリー夫人は子どもができるたびに、まるで「ご飯はここでもらうのよ」と教えるように我が家の庭に連れてきました。管理人がハンドルネームに使っている「pusa」も、マリー夫人の子どもの名前からとりました。
 『野良猫根性』は、そのマリー夫人を思いながら書きました。マリー夫人があるときから現れなくなったので、彼女を偲んで書いた作品です。
 かつて世界の片隅にあるちっぽけな町のちっぽけな家のちっぽけな庭で、偉大なる母が一生懸命子どもを育てていたんだってことを残しておきたかったんだと思います。
 主人公の猫は創作です。

 人と猫の付き合い方を、いろいろと考えながら書きました。


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余談として。

マリー夫人がいた頃はそこまでではなかったのですが、現在(2013年)は

「猫の放し飼いは非常識、猫は完全室内飼いが当たり前」という声が大きくなってきました。

管理人の実感としては、ここ10年くらいで急速に言われ始めた新しい風潮に思います。

日本における法律では、犬の放し飼いは禁止されていますが、猫の放し飼いは禁止されていません。

その理由は、犬は狂犬病の恐れがあること、そして、

動物を飼うにあたっては、その動物の生理・習性に配慮した飼い方をすることが求められるからです。

猫の習性として放浪癖を認め、家に閉じ込めて飼うことは

場合によっては虐待にあたる、というのが日本の法律における放し飼いを禁止しない根拠といえます。

(ここも参照http://www.tfm.co.jp/bo/oshiete/index.php?itemid=32801

条例でも、放し飼いを完璧に禁止することは難しいはずです

(できればやめてほしい、以上の規制はできない)。

また、猫は鼠駆除の益獣でもあります。

また、外猫・野良猫をいなくならせようとする向きがありますが、

もともとは外来から来たとしても、1000年以上日本の生態系に

なじんできた動物がいなくなるのがどういうことを意味するのか。

自然環境に何も影響がないとは思えません。

 

猫の完全室内飼いを推奨する根拠の一つに、

「猫は上下運動を重視する動物なのでキャットタワーなどを設置すれば外に出す必要はない」

というものがあります。

人間だって刑務所の堀の中でも問題なく生きられるけど、いやでしょう。

子供が交通事故にあったり誘拐されるのが心配だから家の中に監禁したら虐待でしょう。

猫も家の中でも暮らせないことはないでしょうが、出られるなら外に出られるほうが

いいでしょう。と管理人は思います。

実際、多くの猫を飼ってきましたが、雨が降って外に出られないと、

たった一日でも気が狂ったようになります。

猫にもいろいろな性格があり、家から出なくて問題のない

猫もいると思います。だから完全室内飼いを否定しません。

都会では厳しい現実もあるでしょうし。

ただ、今のところ法律でも条例でも禁止されていないのに、猫を完全室内飼いにするつもりは管理人はありません。

時代の流れによっては、新しく飼った猫を室内で飼えないか試みることはするかも

しれませんが、一度外に出る習慣をつけた猫を室内飼いにするのは、非常に困難です。

本当に室内飼いで猫にストレスがないかどうか、慎重に議論する必要があるのではないでしょうか。

それぞれ考え方や価値観がある中で、「本当に猫が好きなら放し飼いはしない、放し飼いは非常識」と

親の敵のごとくたたくことには、疑問を感じずにはいられません。

もちろん、外に出す以上は、猫が外でやらかすことについては

責任は持つ所存ですが。

 

このままいくと、

「犬の吠える声は近所迷惑、飼うなら声帯切除手術をするのがマナー」

なんて言われる時代が来そうで怖いです。

人間の住みやすさのために、動物の自由が妥協されていく……

そんな世の中は悲しいです。