カメラワークを意識して

 小説で情景を描写するとき、あっちらこっちら思いつくまま描いていくのはよくありません。
 映画などの映像作品を思い起こしてください。画面が上下左右に動き回っていると頭が痛くなりますね。場所全体を写してから細部をアップにしていく、あるいは象徴的なものをでんと移してからズームアウトしていくなど、順序を工夫しているはずです。
 小説でも同様に、大きいもの→小さいもの、右→左、上→下……と、順序だてて描写します。

 視点となる人物の目の動きを意識して描写するとやりやすいです。

 また、大事な事柄は真っ先に書く、逆に最後に書く、描写を濃くするなどすれば、印象付けやすいと思います。

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4、よりよくするために

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